とある学童クラブで、読Qを導入していただいております。
最初は、1年生たちしか寄って来なかった(^▽^;)
それもスタッフさんに促されて、仕方なく、という・・・💧
3年生なんて、漫画ばかり読んで私と目も合わせてくれない💧
「きいろいばけつ」、「ふらいぱんじいさん」、「こまったさんのスパゲッティ」
「しりとりのくに」、「おばけのソッチ、一年生」などなど
1年生に、一人ずつ、文字を指し示しながら読んであげて、
読み終わったら、読Qを受検!
ストーリーと合っているかどうかの〇✖クイズです。
1年生は手がちっちゃくてマウス操作が難しいので、PCよりもタブレットやスマホで受検がやりやすい。でもPCを使いたがるのですが💧
本人確認の顔認証では、ふざけて他の子が映り込んでエラーになったりしましたが
顔が2つ以上映るとエラーになるんだよ!と毎回注意していたら、みんなが配慮し合ってスムーズに認証できるようになりました。
最初は検定問題画面の文を読むのが遅くて
時間制限(1問30秒)ギリギリになってギャーギャー焦ったり(;^ω^)
1年生が読むような本は、出題は最大8問。
クイズストックからランダム出題なので、隣同士で受検しても検定問題は異なります。
読Qは80%以上正答で合格するので、7問連続で正答すると、そこで合格表示が出て終了。
または2問連続で誤答すると、いきなり「残念ながら・・・」と表示が出ます。
でも続けて1回だけ再受検できます。(1回目とは違う問題が出ます)
また不合格だと、その本の受検は3日間できません。
突然合格のポップアップが出現すると、どの子もとても嬉しそう。
私(試験監督)が合格の認証を済ませると、1つだけアンケート画面が出ます。
その本が、人におすすめしたい本か否か。
それに答えるのも、みんな嬉しそうにタップします。
合格すると、マイ書斎にある連絡帳に、「おめでとうございます。〇〇〇の本の検定に合格しました。」と連絡が来ます。
マイ本棚に、合格した本が棚刺し表示で並びます。
1年生は、本棚の本が増えていくのが嬉しそうです。
ポイントが増えたとか、級が上がるまではあと〇ポイント、とか私が言ってもあまり聞いていません(;^ω^)
そんな1年生の様子を長いこと横目で見ていた3年生たちが、突然、ついに、われもわれもと寄って来ました!笑笑
私が本を読んであげたときはイヤイヤで、面白い場面でも無表情だったくせに
「このあいだの本、学校の図書室にあったんだ」とか言ってきて、
「読Qやりたい」と言って受検して一発合格して、
「もっとやりたい」と、おもむろに違う本を読み始め・・・
違う子は、読んであげていたら下に漫画を開いて読もうとたり(唖然!)
いつもゴロゴロ漫画を読んでいたくせに、やはり突然
「読Qやりたい!」と言ってきて、蓋を開けてみたらスゴイ読書してる子で、
既に読んだ本を次から次へと受検したがり、タジタジ。。。
キーボードも打てるというので、合格本には19字以内の「帯文」を投稿できるよ、とおしえたら、大喜びで、その本をおすすめする文を考えて、キーボードを打って、自分の投稿に「いいね!」も押していました。
まあ、PCやタブレットを触りたいだけというのもあるかもしれないし、読む本が長くなってくると読Q受検の頻度も減ってしまうので、その兼ね合いが課題かもしれません。
グラフや表で、同年代と読書量競争もできるので、大きい子にはそんな方法も見せていこうかと思います。
どんな方法であれ、読書のきっかけを作り続けたいです!
この、学童でバズッた嬉しい話を、いつも応援や協力してくれている公認心理士の友達にLINEしたら、下記のような価値ある評価をくれたので、最後にご紹介しますね!
本を楽しめるようになるにはちょっと訓練が必要だし、はじめはハードルが高い。こういう背中をぐっと押してくれるツールがあるといいですよね。
私は子供の頃、担任に勧められた本を読んで、新しい世界の扉をあげ、心を深く耕して自分の魂の基礎を作ってきたと思います。半世紀前の田舎の酒屋の娘にもそういうチャンスを与えてくれたのが本なんです。
今も、不登校になった子が本を読むことでかろうじて世界と繋がっていることがあります。発達障害の子が読書を通じて好きな世界をみつけ、びっくりするほど伸びた例も。
入り口をひろげ、皆にそういったチャンスを与えていく仕事は、とっても意義があることだと思いますよ❤️
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